自分に嘘をつき続ける人生から解放される

会社員してた時は旅行に行くのは
本当に特別な時くらいで

月並みな表現だけど
家と会社を往復する毎日で

もっと遡ると、 20代の頃なんて
『東京に出張』ってだけでなんだか
自分が誇らしい人物になった気がしてた😌

毎日、なんとなく下を向いて
通勤して、毎日のやる事に追われ

時々、新鮮な事はあるし
安定もしていて、 悪くない生活だったけど

空の色も、空気も、感触も
全部が真空にパッケージされて

止まってしまった世界の中に
閉じ込められてるような息苦しさを感じることが良くあった

普段はそんな事を感じてるのすら
素振りに出さないよう

まるで、 今の生活が全てを満たしてくれ
将来に希望を感じてるかのように
自分を、周りを騙して生きていた気がする

なんらかの責任がある立場になると
そう言うフリを周囲にするのも仕事のうち

ただ、周りは騙す事が出来ても
(そんなものは社会人やってるとチョロい)
自分に嘘をつき続けると言うのは
思いのほか人には出来ないもので

嘘をついて『満足してる風』の
腰の入っていない、 非力な自分の力では
本当の自分を抑え込み続けることなんて難しくて

やがては、自分の内側に
矛盾した自己を抱える事になる

『自己分離』なんて言葉があるけど
自分に嘘をつき続けてる人の思考が、感情が
抑えきれないくらいのエラーを起こすのは
大抵の場合、これが原因だったりする

本当に望んでる
欲求や望み願いに素直になれず
(望む事を悪い事だと刷り込まれてるから)

代替の何かで社会的に取り繕い
無意識の我慢をずっとし続けてる

そう言う、偽りの人生を送る人もいるけど
大抵の人がその過程の中で
本当に大切なものを、時間を、失って行く

僕も、実際、そういう風に
『おかしい』ことに『おかしい』と気付けないまま
割と長い間、生きてきたんだけど

ある時、 心が壊れて
代替えの生活も失い、途方に暮れる事で

生まれて初めて、 自分の人生を
生きることになった

ずっと心の奥に感じていた

『違和感』と『囚われ』 が晴れて
世界への認識が広がり

風が、 空気が、 色彩が
とても美しいものだと言う事に
生まれて初めて気づく事が出来た

自分の人生に『価値』があるように思えた

大袈裟に思う人も居るかもしれないけど
そう言う『万能感』を感じる瞬間に
共感してくれる人も居るんじゃないかな?

ともかく、そこから僕の人生では
旅をする時間が増えて
やがては、それすらも飽きて笑

躍動したり、 静止したり、
突き詰めたり、 だらだらしたり
とんでもない集中力を発揮したと思ったら
一日中ずーーっと寝てたり (エロい事してたり)

これと言った善悪や成否はなく
音楽が音楽であるように
リズムとフローと、 展開に任せて
生きるようになって思うことは

苦しい時も、楽しい時も、
成功した時も、 失敗した時も、すべからく
自分に嘘をつかなくて良い人生って悪くないよね😊✨
みたいな月並みな事だったりする